2015年7月9日木曜日

沖縄県民が庭に「クロトン」を植えてるワケ



那覇の住宅街を散歩してると、「クロトン」をよく見かけます。人気の観葉植物ですが沖縄県民はアレに使うんだよ・・・もちろん、知ってるよね。


実は、
「火ぬ神(ヒヌカン)」に使いま~す。
観賞用に育ててる方もいますが、「火ぬ神」にお供えするために、庭に植えてる家庭も。


「火ぬ神」とは、簡単に言うとカマドの神様

現代ではカマドを使いませんが、ガスを使っても、IHクッキングヒーターでも「火ぬ神」を台所に祀ります。大昔からある沖縄独特の信仰ですが、廃れることなく平成の時代も続いています。

「火ぬ神」のお供えに、「クロトン」が使えるんです!

正式には「チャーギ」を供えるんでですが、「クロトン」でもOKです。庭にあると、枯れたらすぐ交換できるので便利なんです。その他には「トラノオ」などでもいいようです。
 

マンション住まいで庭が無い家庭は「火ぬ神」は、どうするの?

「火ぬ神」のお供え用に、「チャーギ」は身近な所で買えます。スーパーや花屋さんで販売してます。200円ぐらいかな?
こちらの写真は八百屋で見かけたものです。こんな感じで販売してます↓

「火ぬ神」に菊の花とかを供えてはダメなの?

花を供えると、その家の主(旦那さん)が遊び人になっちゃうということでNGです。
 

最近では「クロトン」愛好家も増えました

葉の形や色など種類が多く、観葉植物としての愛好家も多いようです。
沖縄の厳しい気候にも負けずに成長するし、カラフルなので植込みに利用することも。「火ぬ神」以外の需要もあるんですね。


まとめ

●「火ぬ神」に供えるために「クロトン」を植えている家庭が多い。
●正式に供えるのは「チャーギ」ですが、「クロトン」でも代用OKです。
●観賞用として楽しんでる人も多い

※地域や家庭によっては、絶対「チャーギ」じゃないとダメという所もあります。

「火ぬ神」についての動画を見つけたので参考にどうぞ。
こちらの家庭は、「トラノオ」を使ってるのかな?




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